Alberto Guaita Tello
アルベルト‧グアイタ‧テリョ
7歳の時、布教活動を行う両親に連れられてカメルーンに移り住む。その地は私を暖かく迎え入れ、新たな世界を見せてくれた。13か月の間住んだ北部はサバンナの真っただ中で、当時戦時下にあったチャドとの国境近くだった。その後8年住んだ中南部は深いジャングルに囲まれた農村といえなくもない集落。その両地の文化にどっ+りとつかって過ごした。カメルーンの伝統は昔も今も口頭伝承で、この先もその歴史や伝説を知る人々と交流を持つには、自らの歴史や伝説も彼らと共有すべきだとすぐに気づいた。それ以来私はお話を書き、語り続けている。現在はカンタブリアの美しい街、セラヤに住んでいる。
うら若き娘ファニャと呪術医の祖母のシモネは浜辺で傷ついて意識を失ったシャルドゥクという名のヒューマノイドを見つける。シモネにはこのヒューマノイドが水の霊だとわかり、孫とふたりで命を助けるために尽力する。目を覚ましたシャルドゥクは自分が住むテルリアがどのような世界か、そして「交差地帯」という不思議な場所を通りぬけ、どのようにしてこの世界に辿り着いたかを話す。やがてファニャとシャルドゥクは恋に落ちるが、別れの日がやって来た。シャルドゥクはファニャに海中の「交差地帯」をふたりで通過するための策を持って帰ることを誓う。こうして冒険や愛、アフリカンマジック、そしてSFの壮大な物語が始まる。
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文学
海の目
Los ojos del mar
アルベルト‧グアイタ‧テリョ
Alberto Guaita Tello
Aerys Producciones
カンタブリア地方の年老いた農夫カシミロは、冬も間近のある日森の中でサミハの妖精に出会った。罠にかかった妖精は意識もなく栗の葉っぱでできた羽が一枚折れている。カシミロは看病のために小屋へ連れ帰ることにした。目を覚ましたサミハの妖精イスナラは、過去の王国や未来の王国についてのお話を聞かせることを交換条件に、この小屋で一緒に冬を越させてくれと頼む。サミナの森に住む素晴らしい生き物たちについて知る良い機会だと申し出を喜んで受けたカシミロは、イスナラから聞くだけではなく、自分が子供の頃に母親から聞き覚えた物語も話してやることにする。リウンやフリール、コケぐまなどの新しく不思議な生き物たちを観においで。
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児童書・YA
サミナのお話
Cuentos de la Zamina
アルベルト‧グアイタ‧テリョ
Alberto Guaita Tello
Aerys Producciones
隣人への愛と自然の大切さを伝える10編の愉快なアフリカの物語で、様々な文化を垣間見ることができる。本のタイトルになっている話はカラスに捕えられた年老いたトカゲが、巧妙にカラスの自尊心をくすぐって難を逃れようとする物語。
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