物語作家、脚本家、詩人で、約30の作品がある。大手出版社から『Dafne(ダフネ)』、『Temps de fang(泥の時間)』、『El tango de l’anarquista(アナーキストのタンゴ)』などの一般向けの作品のほか、児童・YA書も刊行。なかでも本書『Toli, el gosset invisible(見えない子犬トリ)』、『Estiu a la Albufera(アルブフェラの夏)』、『El “tio” Rajola(ラホラ“おじさん”)』、『El Senyor del Castell(城主)』は際立っている。数々の賞も受賞しており、主なものに1988年ベンビングット・オリベ賞、1988年秘匿の王賞、1990年イビ市全国YA文学賞、1992年アンドラ文学賞、1995年アンドラ政府芸術文学賞、1997年ペルピニャン市モデスト・サバテ小説賞、『Temps de fang(泥の時間)』で2001年バレンシア文献学大学共同利用機関批評家賞、2006年エンリク・バロール小説賞がある。