GRUP 62, S.L.U.
グルップ‧シシャンタドス
出版社
グルップ‧シシャンタドス(グルーポ62)はカタルーニャ出版界を代表する出版コングロマリットである。
愛と死は、兄弟であるかのように似通った響きを持ち、かけ離れているようだが共存している。本書は、バレンシア及びガジネラの谷で繰り広げられる愛と友情、死と失恋の物語である。多くの歴史を持ちながら人口の少ないこの谷は、さびれてすっかり荒廃している。中学教師のジュアンと、段々畑で耕作をする心理学者のサラはこの谷に住む。またカルロスという人物もそこにやってくる。彼は編集者で、養子の息子のドラッグや犯罪の問題からくる苦痛から逃れたいという事情を抱えている。谷の暮らしと同様、ほとんど消えかけているガジネラ川をたどって3人が共に歩く道に、過去と、逃れることができないすべてのことが流れこむ。
詳しく見る

文学
下の道
El carrer de baix
ビセント‧フロール
Vicent Flor
GRUP 62, S.L.U.
年若きジャーナリスト、ジュアン・バリャステルはヨーロッパ同盟体制に興味はないが、ある式典のニュースをカバーするためにブリュッセルに飛んだ。この旅は向き合うことを避けている恋愛や家族の問題から離れるのに好都合だった。だが欧州連合の本部があるブリュッセルでバレンシアオレンジ生産者に壊滅的な打撃を与える貿易条約が可決される寸前であることを知る。この情報を耳にした、懐疑的だが根っからのジャーナリストであるバジェステルは、この協定に隠された利害を探るためにブリュッセルに残ること決意。雨が降り続けるブリュッセルとストラスブールでジュアンは、容赦ないロビイストたちを中心にした偽善と暴力が水面下で渦巻く掃きだめのような政治の世界に潜り込む。過ぎた好奇心には危険が伴うこともある…
詳しく見る

文学
ヨーロッパの出来事
Un afer europeu
ジョルディ‧サバスティア
Jordi Sebastià
GRUP 62, S.L.U.
ナイルはただの川ではない。このアフリカ最大の川は、何百もの民族の心であり、地球上最大の権力を誇った歴代ファラオたちの浮き沈みを見てきた目撃者である。ナイルという名前はピラミッドに隠された秘密を思い起こさせ、今日もなお生き残りをかけて戦う長い歴史に支えられた諸文明の誇りでもある。今日ナイルは、ウガンダの北の平和を表す一方、南スーダンでは戦争も起きている。エチオピアの谷では生、エジプトやスーダンの牢獄では死を意味する。独裁であり、不平等である一方、進歩であり、希望であり、自由への欲求である。そして革命の夢でもある。様々な傷跡を背負いつつもナイルは過去の、そして現在のアフリカや地中海の偉大な文化が混ざり合う揺り籠であり続ける。アルデコアはその人々や文化、伝統を発見するべく何か月もかけてナイルの源流から河口までを巡った。
詳しく見る

ノンフィクション・その他
ナイルの息子たち
Hijos del Nilo
シャビエル‧アルデコア
Xavier Aldekoa
GRUP 62, S.L.U.
バルセロナが単なるカタルーニャの州都ではなくなってから、もうずいぶんたつ。地中海の中軸であり、世界で最も多くの人が訪れる街のひとつである。この奇跡の街が、世界中の人の目に天国と映るのはなぜだろう。ほかの街とどこが違うのか。どんな人々が住んでいるのか。チェックしよう。これがバルセロナだ!
詳しく見る

文学
これがバルセロナ
Això és Barcelona
トニ‧テラデス
Toni Terrades
GRUP 62, S.L.U.
ディアナは毎日学校が終わると、バスで家に帰る。とある午後、すごくハンサムな少年と隣り合わせた。彼は次の停留所で降りなければならず、名前も電話番号も告げあわずに別れる。しかし、ふたりは偶然再会し、ある約束のもとでデートするようになる。ひと月は名前を教えあわず、バスの男の子、バスの女の子と呼び合おうという申し合わせだ。
詳しく見る

文学
バスの男の子
El noi del bus
アイナ‧リー
Aina Li
GRUP 62, S.L.U.
ペラという男の子が夜中に家を抜け出して、おもちゃの消防車を探そうと森へ入っていった。何匹かの動物が、珍しそうにペラを見ている。フクロウ、リス、ハリネズミ……。でもペラは気づかない。どの動物なら、ペラに消防車を見つけさせることができるかな? さあ、ペラといっしょに森へ入ろう。そこできみは、好奇心旺盛なたくさんの動物に出会い、一緒に驚きに満ちたすばらしい冒険へと乗り出すだろう。
詳しく見る


