Editorial Milrazones
ミルラソネス
出版社
2008年設⽴の独⽴系出版社。2011年よりサンタンデールに本拠地を置き、現在は絵本を中⼼に出版。代表はヘスス‧オルティス=ペレス=デル‧モリノ。ミルラソネスの書籍はj|イト‧レイブンズなど、権威ある賞をた た 受賞している。
「これは牝牛のビクトリアの物語だ。ビクトリアは死んで、はい、それまで」昔話はこんなふうに語っている。モンテロッソ(訳注:短いお話で知られているグアテマラの作家)の恐竜の物語とさして変わらない長さだ。これではあまりにも短いと、ノノ・グラネロはお話の中から要素をひきだし、不幸な牝牛の別の人生を描いた、このめくるめく悪党バージョンをつくりあげた。はじけるユーモアと韻とナンセンスで、おしまいまでたどりついたかと思うと、ぐるっとまわって、それがべつの始まりとなる。
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児童書・YA
めうしのビクトリア
La vaca Victoria
ノノ‧グラネロ
Nono Granero
Editorial Milrazones
すべての神話がそうであるように、イアソンのこの神話も、私たちの人生や、前に進み続けることの必要性、不可能に見えても夢をかなえることについて語っている。イラストレーターであり作者であるパルマ・コラルとキケ・イバニェスは、神話に現代的な解釈を加えたこの絵本で、若い読者にぴったりと合ったすばらしいイメージを私たちに贈る。イアソンとアルゴナウタイ(訳注:アルゴー船の乗組員たち)は、金の羊毛を手にいれて家に戻るために、危険に満ちた長い航海をしなければならない。航海を最もおびやかすのは、巨大な戦士でも、身の毛のよだつハルピュイアたちでも、ほかの神話上の生き物でもない。最大の影は彼らの頭にある、やりとげられないのではないかという考えだ!
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