Ediciones Encuentro
エンクエントロ
出版社
CIF
A28522258
所在地
C/ Conde de Aranda 20, bajo B. 28001. Madrid (España)
人文科学、社会科学、宗教分野のエッセイとノンフィクションに特化した、40年以上の歴史を持つ出版社。
書店にある他の本とは異なる、サグラダ・ファミリアについての書。人間としての、また芸術家としてのガウディの経験を語らせたら並ぶもののない証人である外尾悦郎との対話。日本人の彫刻家、外尾は30年以上前にバルセロナに来てサグラダ・ファミリアの石の鼓動に魅了された。作品への関わりはガウディへの、とりわけガウディが見ていたものへの、深く沈思したまなざしがあったからこそ。ガウディを撮らせたら右に出るもののいない写真家マルク・リマルガスの素晴らしい写真がビジュアル・ポエムの趣をそえ、この教会の存在意義と精神性を読者に深く考えさせる。
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社会科学
垂直の自由 サグラダ‧ファミリアについての対話
La libertad vertical. Conversaciones sobre La Sagrada Familia
外尾 悦郎
Etsuro Sotoo
Ediciones Encuentro
子どものころからの『指輪物語』への憧れをきっかけに、ディエゴ・ブランコは本作の読者を、トールキンが命を吹き込んだビルボ、フロドやほかの登場人物たちとともに、物語を味わいつくす旅へと誘う。そのために作者はガンダルフの役を引き受け、近代の文学の中でファンタジーのジャンルを羽ばたかせた最初のひとつであり、もっとも有名な物語の秘められた、だが的を射た解釈へと読者を導く。作者は400ページ以上もある本作を通じて、トールキンが魔術、並外れた生物、魔法の指輪でいっぱいの幻想的な世界を、何に基づいて創造したかを明らかにする。こうして我々は、トールキンの世界と登場人物の中に隠された寓話を見つけ、最高傑作の執筆へとこのイギリス人作家を導いた、まぎれもないキリスト教の影響を見出すことができる。
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児童書・YA
予期せぬ道
Un camino inesperado
ディエゴ‧ブランコ‧アルバロバ
Diego Blanco Albarova
Ediciones Encuentro
本書は、ルイス・ディエス・デル・コラール=イ=ペドルッソの最高傑作を、ヨーロッパのルーツシリーズとして2018年に再編集されたものであり、20世紀に構想されたヨーロッパの歴史的解釈のなかで最も際立った作品のひとつである。また、ここ数十年間でヨーロッパで支配的になっている不確実性を予言したことでも知られている。その証拠にフランス語や英語、ドイツ語、イタリア語、日本語など複数の言語に翻訳されている。神ゼウスによって略奪されたシリアの乙女の神話的なイメージから始まり、著者は、その価値や文化の「普遍的」な広がりを通じてヨーロッパは世界を「略奪した」と言う一方で、その本質が多様な伝統や文化を学習や統合、発展させた結果であると考えると、ヨーロッパは「略奪され」ているともいえると言い、ヨーロッパの本質を見事に提示して見せている。
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