Consonni Ediciones
コンソンニ小規模協同組合
出版社
CIF
F95578712
所在地
Mirasol Kondearen Kalea 13-LJ1D, 48003. Bilbao (España)
コンソンニは_ルバオに独立したカルチャースペースを持つ出版社。1996年から批判的文化を醸成し、現在は書き言葉に賭けている。書籍や電子書籍を出版し、ポッド?ャストを配信。芸術プロジェクトやワークショップ、会談、討論、ラジオ番組、アーティスト‧イン‧レジデンス(芸術家を招聘して一 期間芸術活動を行わせる活動)のプロデュースも行っている。
ナゴーレ・バルガス、父の呼び方ならジャニスジョプリンは、1980年代にバスクの小さな工業の町で生まれた。28歳のとき、辛い状況をくぐりぬけて鍛えられた。今は挑戦や内なる衝動に突き動かされて、当局と熱く闘うことに慣れている。いつでもすぐに人を愛し、危険を呼びこみ、何にでも立ち向かっていく。ビルバオにやってきたとき、闘争の中にある町、かかわるべき革命、ひとりひとりが階級や祖国や性の名の下に怒りを燃やす状況と出会う。だが、やがてHIVに感染していることがわかる。自分は大丈夫だと思ってきたが、以後は、どこで闘いを始め、終わらせるかを決めるにも、自分自身だけでなく世界とやりくりし、自分のもろさから喜びを理解しなければならなくなる。
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文学
ジャニスジョプリン
Jenisjoplin
Consonni Ediciones
アルツェレカは橋のたもとの薄暗い場所にある古くて大きな農家だ。その家を頑なに支配している寡婦のサビナ・ゴヘノラもこれまた老女である。同居人で片足を切断して障害者となった義弟のヘンリーも、当然その支配下にある。サビナの子どもたちは、母親の日々の生活を少しでも楽にしようと懸命だ。しかし、自分以外の人間が定めた道を歩みたくないサビナは、あらゆる快適さを拒否する。彼女の愛情の対象は共に過ごす羊や犬と猫だけだ。家族との間にあるのは疑惑と緊張感、隣人との間には言い争いと妬みばかり。人生の終わりの迎え方に対して抗う厳しくも正直な田舎の女の姿をアムリサが的確かつ力強い筆法で描く。そこで主人公につけられたあだ名が〈手なずけられない女〉だが、それでもサビナの独立心が強い性格と因習を拒む姿勢を描くには言葉足らずだ。
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