A Fin de Cuentos Editorial
ア‧フィン‧デ‧クエントス
出版社
絵本の出版社。児童‧YA向けが専門だが、どの年代にも好まれるような本を出したいと願っている。考えさせ、笑わせ、疑問を持つことを教えて、教えられることに疑問を持たせ、児童文学がマイナーな芸術だと思い込んでいる人たちをからかいたくなるような本。
カルメレは獣医学生時代から、野生動物に関わる仕事がしたいとはっきり思っていた。その情熱は冷めることなく、43歳の今、彼女はボルネオ島(インドネシア)でオランウータンの保護と回復を目的とした大規模なNGOを率いている。本書では、自然とともにあった幼少期、学業、野生動物回復センターでの最初の仕事の日々、ボランティアとして働くためにジャカルタに降り立ったこと、そしてゴミの中で棒につながれるひどい生活を送っていた飼育下のオランウータン、ジョジョとの出会いが人生に与えた衝撃について語っている。オランウータンは、ボルネオ島とスマトラ島にのみ生息する霊長類の一種で、その生存は深刻な危機に瀕している。そのため、本書では彼らの生活について語るだけではなく、類人猿たちの知性の高さや、アブラヤシ農園によって荒廃した彼らの環境、彼らとそこに住む人々のニーズについても紹介する。
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児童書・YA
オランウータンとわたし
Los orangutanes y yo
カルメレ‧リャノ
Karmele Llano
A Fin de Cuentos Editorial
ふたりの姉妹が笑い、遊びながら、体の部分の名前を挙げていく。腕、目、心臓……。口頭伝承である〈スカートの遊び〉を直接取り入れた、つい歌いたくなるような二か国語(スペイン語と英語)の詩の本。水彩画が乳幼児向けの本のイラストに使われることはあまりないが、その絵を見ただけでページを開きたくなる。
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児童書・YA
ふたり姉妹
Dos hermanas
レティシア‧ルイフェルナンデス
Leticia Ruifernández
A Fin de Cuentos Editorial
読者はふたつの旅に居合わせる。ひとつは大型船に乗った女の子の幸せな旅で、食べ物や飲み物が豊富にあり、夜はダンスを踊り、波の音が心地よい眠りを誘う。もうひとつは、アニエリェとその母親、他の乗客たちが薄っぺらな小舟で命がけで海を渡る、苦難に満ちた不確かな旅。ひとりは休暇のため、もうひとりは安全で平和に暮らせる場所を見つけるための旅だ。絵は前者のストーリーを語るが、本文は後者を語り、付録の虫メガネを使うと見つけられる隠し絵がある。ふたりの少女はやがて出会い、お互いを認識するようになる。
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児童書・YA
アニエリェの船
La barca de Hanille
A Fin de Cuentos Editorial
アルファベットの文字をツールとして、読者のたくさんの好奇心にアプローチするために、兄弟のふたりがこのストーリーですることといえば、散歩すること、観察すること、冗談を言うこと、そして何よりも発見することだ。なぜって、わたしたちが知っていること、知らないこと、想像することが、ふたりと歩むどんな冒険の中にもあるから。
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児童書・YA
ニコとアルトゥーロのアルフ,Sット練習帳
El abecedario de Nico y Arturo
A Fin de Cuentos Editorial
バートがいなくなった。ニューヨーク・ソルファンディ音楽学校の仲間たち、ミア、エリック、サミラ、ジャスティンは、秋祭りにクインテットで参加するためにバートを見つけなければならない。どこに行ったのか? バートは音楽に夢中なので、音楽のある所ならどこだって彼のいる可能性がある。必死になって街の通りやバーや劇場に行ってはバートを捜し歩くうち、友人たちはラテン音楽やジャズ、クラシックにラップ、ゴスペルやミュージカルを楽しむようになる。イベッテ教授のガイドで、読者はバートの仲間たちと一緒に知識を広め、楽しむことができる。
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