マルは、親しかった人を亡くした経験がある女の子で、その喪失感をずっと抱きつづけている。困ったことにマルは自分の気持ちをうまく表現できず、怒ったり、泣いたり、遊ぶ気になれなかったり、何事もなかったかのように振舞うことがある。彼女は大きな秘密を抱えており、そのせいでおなかに刺すような痛みが走ることを誰も知らない。言えなかったことすべて、もう抱きしめられないこと、謝れなかったことを悲しく感じているのだ。ある晩、マルはすべてを変える夢をみる。それによって、自分が幸せになるのを妨げている秘密から解放され、大きな自由と感謝を感じることができるだろう。