ちょっとの間、ひとりで留守番しなくてはならなくなったギリェルモは、悪いことばかりを考えてしまう。危険の真っただ中にいるような気がして、心臓がバクバクし、わけがわからなくなって、しまいに気絶してしまう。気づくと、不思議な世界にいた。いろんな道があって、どの道に行くかをギリェルモが決めなくてはならない。それまでいつもだれかかわりに決めてもらっていたギリェルモは、おじけづいてしまう。その時、一輪のマーガレットと出会い、一緒に素晴らしい秘密を見つけると、すべてが変わっていく……。自分で決断し、リスクを引き受け、自分自身で物事にかかわっていくことを幼い子どもたちに教えてくれる、すてきなお話。