本作品は地図といえるだろう。キューバの島々に共存する不思議な⼈々や⼈⽣模様を浮き彫りにした地図。本書をひもとけばハバナに残る悪魔の⾜取りを追ったり、マヤの⼥祭司や⽔を神と祀る宗教の数少ない最後の信者たちと話したりすることができる。洞窟や⼲ばつとハリケーンに⽴ち向かう町々を訪ね、あるいは恐れを知らないカイマンの捕獲者たちと⼀緒に湿地帯を歩くことも。⽇々シュールな世界に⽣きるキューバの⼈々を発⾒することができる本。