Tomeu Simó Mesquida
トメウ‧シモ‧メスキダ
1978年マヨルカ生まれ。政治学と社会学を学んだ後、作家、翻訳家となる。本書のほか、 『Interestelania(インテルエステラニア-星々のあいだの国)』(vasaris balta、当サイト2018年紹介作品)『Viaje al sur(南への旅)』(vasaris balta、当サイト2018年紹介作品)、 『Un altre dia de pesca(またまた釣りの日)』、『Anam a cercar bolets(キノコをさがそう)』などの児童文学を出版してきた。小説作品に『Hores mortes (無駄な時)』がある。
フィンランド北部の小さな村、イナリに住むテントウムシの家族の物語。ヘンリの家の窓に住んでいるテントウムシ一家は、雪と寒さでいつもかなしそう。みんなが幸せになれる方法をさがしていたヘンリは、ドアをノックした郵便屋さんを見て思いついた。そうだ、テントウムシ一家を南へ送ろう。こうしてヨーロッパの北のはじっこイナリから、南のはじっこスペインのグラサレマ山脈(アンダルシア、カディス県)までの旅が始まった。とうちゃくしてカディスの緑の山々を見たテントウムシたちは大喜び。だけどヘンリのことをわすれてはいないよ。だから特別のプレゼントといっしょに手紙を送った。技術が発達して人間的なものが少なくなったこの時代に、手紙の持つ魔法を思い出させてくれる物語。フィンランドからスペインへ、これほどすてきなものはない。
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児童書・YA
南への旅
Viaje al sur
トメウ‧シモ‧メスキダ
Tomeu Simó Mesquida
Vasaris Balta
1日中テレビばかり見ているふたりの子どものお話。畑を作ることほど楽しいことはないとおじいちゃんに言われて、ふたりは畑づくりにとりかかる。土地やタネを用意して、畑仕事や自然のすばらしさを満喫。最後に、ふたりは感謝をこめて、おじいちゃんにサプライズ・プレゼントを用意する。
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児童書・YA
おじいちゃんの畑
L'hort del padrí
トメウ‧シモ‧メスキダ
Tomeu Simó Mesquida
Vasaris Balta
一番の大物をつりあげようと、バレアレス諸島沿岸に小型船で乗り出す、ふたりの友だちの冒険物語。多くの驚きがふたりを待ちうけている。船乗りや漁師の伝統、友情やすばらしい食への賛歌。初版2016年、2刷2017年、3刷2020年。
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児童書・YA
釣りの日
Un día de pesca
トメウ‧シモ‧メスキダ
Tomeu Simó Mesquida
Vasaris Balta
アレックス・ベルは英国ブリストルに住む13歳の女の子。バレエに情熱を燃やしている。所属しているダンススクールが「白鳥の湖」の公演を行うことになり、主役の白鳥と黒鳥を演じることになったアレックスは幸せに浸っている。ところが思いもよらない成り行きで、人生が一変する。ひどく奇妙な状況で近所の湖に落ち、深く沈んでしまったのだ。目覚めたとき、アレックスは自分がラッセル王国にいるのを知った。そこでは行方不明のお姫様を皆が探している。帰り道を見つける途上で、アレックスは大いなる闘いに打ち勝ち、恐るべき悪人どもと対峙し、自分が演じることになった役となりたい自分の間の迷いに決着をつけ、行方不明のお姫様を救うか、それとも忘れ去ってしまうかを決めざるを得なくなる。
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