ロドリゴ・パラシオス(1979年マドリード生まれ)は作家、エンジニア。大学演劇に役者、監督、脚本家として積極的に参加し、後に演技、さらに声優、話術、歌曲を学ぶ。2009年に最初の小説Los ojos del centinela(衛兵の目)を発表。スリラーとノワールにまたがるジャンルで読者を夢中にさせた。2014年には、エダサ社からEstanebrage. El último Bastión(エスタネブラヘ~最後のとりで)を出版。中世のファンタジーで、様々な登場人物が戦後のるつぼの中で入り乱れる。その後Motivos para matar (殺害の動機、エダサ、2017)を発表。この作品ではジャンルが変わり、武器市場や政府の秘密という怪しげな世界に読者を没頭させた。本書La cámara del oro(ゴールドの貯蔵庫)では、ふたつのサスペンスが並存して展開。これは、世界で最もアクセスが難しい場所のひとつに関して調べあげた著者の努力の結晶である。