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Raquel Díez Real

Raquel Díez Real

ラケル‧ディエス‧レアル

ラケル‧ディエス‧レアル:1982年、へレス生まれ。カディス大学で心理教育学(2005年)及び広告‧広報学(2007年)の学士を取得。2005年より児童文学の作家、幼児‧初等教育の教員となる。教育機関におけるイノベーション‧プロジェクトのコーディネーターとして、教育におけるイノベーションと創造性の分野をけん引している。これまで出版した絵本には、ステレオタイプな性別モデルを覆す物語『El príncipe Serafín(セラフィン王子)』、『El piojo Saltarín (シラミのサルタリン)』(マドリード書籍評議会により2017年の最優良図書のひとつに選定)、『El duende Pepín: ¡Guillermo no quiere comer!(妖精ぺピン ギジェルモは食べるのが嫌!)』(2017)、『Martina tiene miedo (マルティナは怖い』(2017)、『Mi padre del Cielo(お空にいるお父さん)』(2018)などがある。子どもだけでなく教員向けの著作も多数あり、教育に創造性とイノベーションをもたらしている。

セラフィン王子はこれまで児童文学に登場してきたステレオタイプな性的役割を覆す存在だ。本書は、男女共学が進む現代において、性差別のない社会における忍耐、尊敬、自由、機会の平等の価値を説く。児童文学に出てくる従来の登場人物に対して読者が持っていた性別への先入観を打ち壊してくれるのだ。セラフィン王子はピンク色の部屋で寝起きし、真の愛を探し求め、結婚したいと願い、自分の運命はしきたりが決めるものだと思っている。王子は勇敢で強く、人助けに向かう典型的なヒーローからはほど遠く、繊細で、泣き虫で、誰かが助けてくれるのを待っている。が、気立てがよくて、美しく、心優しいお姫さまは王子を待っていない。本書の姫は、強く自立した女性として描かれている。

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児童書・YA

セラフィン王子

El príncipe Serafín

ラケル‧ディエス‧レアル

Raquel Díez Real
Onada Edicions

これがぼくのパパ。象みたいに大きいんだ! ちょっとハゲているけど、とてもかっこよくてやさしいよ。パパはベッドをととのえて、ぼくを学校に送ってくれて、料理や洗濯をして、かくれんぼうもするし、オペラだって歌うんだ。ぼくはパパが大好き! 性別への既成概念にとらわれない父親像が登場する、かわいい絵本。元気あふれるイラストに彩られたリズミカルな文章が、家事に楽しいイメージを与えてくれる。

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児童書・YA

パパが大好き

Me encanta mi Papá

ラケル‧ディエス‧レアル

Raquel Díez Real
Onada Edicions