Pablo Gutiérrez
パブロ‧グティエレス
パグロ‧グティエレスがグランタ誌によってスペイン語で書く最も優れた若手作家のひとりに選出されたのは、トルメンタ最優秀新進作家賞を獲得した小説第一作『Rosas, restos de alas(薔薇、翼のなごり)』(La Fábrica、2008)を出して間もないころだった。それ以来、出版する作品はすべてヒット。その傍ら講義や講演を行い、パネルディスカッションにも参加している。本書は初めて若い読者を想定し、特に教え子たちに敬意を表して書いた小説。
私はありふれた少女だった。だれでもそうするように、学校へ行き、両親とケンカし、友人を無条件に愛し、ときどき、好きになってはいけない人を好きになった。紙面を割く価値のあるような現実離れした出来事や、英雄的な話は何もなかった。だからこの物語は、両親や友だちや、私が恋した人たちの話ではない。学校で退屈している女子高生の日常の話なんかじゃない。この物語の主人公はたったひとつ、鼻。有名で、並外れた鼻。ベルジュラックに生まれ、名をシラノという英雄の鼻だ。
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児童書・YA
ベルジュラック症候群
El síndrome de Bergerac
パブロ‧グティエレス
Pablo Gutiérrez
EDEBÉ - Ediciones Don Bosco
高校入学を控えた少年の夏を、友情と家族を土台にして描く、イニシエーションの物語。しなやかで扱いやすい波がゆっくりと私たちに向かってきていた。ボードが垂直になるような第一波をうまく回避し、第二波に挑んだ。-さあマヌ! 漕ぐんだ! 頭の上で波が割れるかと思ったよ。
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