魔法の大きなメダルを使わないと入れない、冬の景色に覆われた村。人里離れているけれど明るいその村へと読者を誘う、心に残るファンタジー物語だ。母を亡くした小さなグウィネスは、スカグウェーで警察署長をしている父さんと暮らしている。世界の片隅のような小さな町での平穏な生活は、グウィネスの不安によって曇ってしまう。いじめを受け、学校での居場所を見つけられずにいるからだ。忘れられない仲間たちと旅をして、どこでもない場所でアイデンティティを見つけたグウィネスも、やがて父さんが恋しくなり、故郷へと帰ることになる。