Editorial Galaxia
エディトリアル‧ガラクシア
出版社
CIF
A36603314
所在地
Avenida de Madrid, 44, baixo. 36204. Vigo (España)
1950年に設立されたこの総合出版社は、ガリシア語の普及と社会の近代化を目的として誕生しました。現在では他の言語の書籍や多様な商品も手がけるようになりましたが、創設時の精神は今も受け継がれています。
19世紀末を舞台に繰り広げられる厳しくも情熱的な物語。身売りの咎で収監された15歳のシスカや刑務所の視察員コンセプシオン・アレナール、物語の鍵となるフアナ・デ・ベガのような女たち、または性を貪る男たちとの出会いを嘆く悪女たちの声なき声といった複数の声で語られる。この小説は、1863年にア・コルーニャのア・ガレーラ刑務所に収監された囚人たち、この排除された人々が忘れ去られることなく記憶に留められるために書かれた。アレナールとフアナ・デ・ベガは人々の尊厳のために働き、排除された者たちの世話をした。これは紙上で奏でられる歌であり、絶望する人々へ希望を与えるための、または生活をより良いものとするための読み物である。文学的な記載が満載でよく練られた筋書きが印象的な小説。
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文学
悪女
As malas mulleres
マリラール‧アレイシャンドレ
Marilar Aleixandre
Editorial Galaxia
ある病により終末期にあるエンマ・オルセンは、まもなく死が訪れるのを知り、人生最後の数か月と向き合っている。だが、作家であるエンマ・オルセンは、残された時間で、ある小説を仕上げようと決意する。正確にいうなら小説ではなく、彼女の人生における最も重要な年月、遅かりし青春時代の一人称の記録だ。オルセンは、長年隠してきた秘密の物語を語るために筆をとる。そして、彼女が生まれた、アメリカ中西部の忘れられた小さな町フェイスにもどる。これといったことの起こりそうにない町だが、そこには数少ない住人たちの間に嘘と対立の宇宙が隠されていた。
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文学
エマ‧オルセンの最後の本
O derradeiro libro de Emma Olsen
ベルタ‧ダビラ
Berta Dávila
Editorial Galaxia
ア・コルーニャ県のアス・マリーニャスに暮らすある家族の物語。印象、記憶、写真、母親の日記、信頼できる証言などを元に、作者のシェスス・フラガはまるでキャンバスに絵を描くみたいにこの20世紀後半の物語を展開させていく。登場人物たちが引き寄せられる街ロンドンの入り組んだ地下鉄路線のように、多くの読み方ができるのも本作の特徴だ。また感嘆すべき孫とその強い祖母の物語でもある。出て行った人が同じような人間として戻ってくるわけでもなければ、去った土地も出ていった時と同じではないということを本作は伝えている。
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