/

/

Editorial CSIC

Editorial CSIC

スペイン科学研究高等会議

出版社

CIF

Q2818002D

所在地

C/ Vitruvio, 8. 28006. Madrid (España)

CSICは国家 関スペイン科学研究高等会議の出版部門。学術的な性格を持つ刊行物と一般向け科学書の編集、制作、流通、販売を事業目的としている。学術界から信望の厚い、幅広い既刊本を備えている。

本書はシェアリングエコノミーについての研究書である。シェアリングエコノミーとは2010年代中ごろから見られるようになった個人間でシェアするサービス環境のことである。こうした動きを初期の段階から後押ししたのは、ベンチャーキャピタルの多額投資によって推し進められた民泊サービスAirbnb(エアビーアンドビー)のような大規模プラットフォームの成功だった。普及するなかで、もともと共同体を基盤に構想されていたシェアリングというパラダイムに、利益追求型ではない協働型サービスという概念が組み込まれ、今では「シェアリングエコノミー」という名で、曖昧だが多面的なカテゴリーとして定着してきている。

詳しく見る

社会科学

シェアリングエコノミーの評価:社会学的なパースペクティブからのモデル分析と代替プラン

Crítica de la economía colaborativa : análisis del modelo y sus alternativas desde una perspectiva sociológica

ハビエル‧デ‧リベーラ‧オウトムラ

Javier de Rivera Outomuro
Editorial CSIC

1803年11月30日、22人の孤児を乗せ、コルベット船「マリア・ピタ号」がア・コルーニャ港を出航した。彼らに託された使命は、発見まもない天然痘ワクチンを自分たちの体で国外に届けることだった。ホセ・サルバニー、イザベル・ゼンダルといった探検家たちが同行し、世界規模の予防接種を目的に編成された、この王立慈善ワクチン遠征隊(1803-1810)は、フランシスコ・ハビエル・バルミス博士が率いたことからバルミス遠征隊とも呼ばれている。彼らの遠征が史上最大の人道的偉業となったのは、のちに50万人以上の命を救うことになる子供たちの勇敢さと、保健衛生活動の模範とされるフランシスコ・ハビエル・バルミスの勇気によるものであった。

詳しく見る

科学・技術

バルミス遠征隊:パンデミックとの世界規模での闘いにおける最初のモデル

La expedición de Balmis: primer modelo de lucha global contra las pandemias

スサナ‧マリア‧ラミレス‧マルティン

Susana María Ramírez Martín
Editorial CSIC

地球の気候に重要な役割を持つ極地で、自然環境が劇的に変化している。これは気候変動への敏感な反応によるもので、極地外の緯度帯の気候、海洋、環境の動態に直接影響を及ぼす。この本は北極と南極に関する知識の現況―その地質学的進化、この領域における切迫した汚染問題、多様な陸域及び海洋生態系の特徴、過去の進化と将来の極地の気候―を包括的、学際的に提示することを目的としている。最終的な意図は北極と南極の類似点や相違点を面白く、だが明確に説明し、気候変動が極域に及ぼす変質について関心を持たせることにある。

詳しく見る

児童書・YA

極地を観察する

Observando los polos

バネッサ‧バラゲ

Vanessa Balagué
Editorial CSIC