Editorial Bambú
バンブー
出版社
本書の出版社であるバンブーは、カIルス‧グループに加わってまだ日の浅いインプリント。2006年から6歳以上の読者向けに現代文学と古典⽂学を出版。既刊本に共通するのは、素晴らしい作品と良質な編集である。
動物園につながれているのがいやになった1頭のカバが、故郷のアフリカに帰ることにする。何人かに助けてもらって動物園の外に出るが、なによりびっくりしたことに、自由になったカバを見ても、だれひとり――動物園の職員も、通りをいく通行人も、店員も、ピザやのウェイターも――おかしいと思わない。
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児童書・YA
ミスター‧ カバの一日
El señor H
ダニエル‧ネスケンス
Daniel Nesquens
Editorial Bambú
地下鉄のトンネル工事を進めていた掘削会社の責任者である若きエンジニアが、忽然と姿を消した。これが、私立探偵フェルミン・エスカルティンが立ちむかう、身の毛のよだつ事件の始まりとなる。大学教員から探偵に転身したフェルミン・エスカルティンは、フェルナンド・ララナのミステリーシリーズの主人公。『トンネル掘り』は中でも、鋭い皮肉と真に迫る恐怖が冴えわたる、一度手にとると最後まで一気に読まずにいられない秀作ミステリー。
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文学
La tuneladora
フェルナンド‧ララナ=ホサ
Fernando Lalana Josa
Editorial Bambú
1970年、スペイン。ダルマシオの運命は古紙回収作戦の初日から悪い方へと向かいだした。これが恐るべきブラス先生の好感度を少しでもあげて、無事学年を終える最後のチャンスだというのに。しかしどこかうまく行かず、我らがヒーローは毎年夏に訪れるカラロチャに来てもその悩みが頭から消えなかった。そして驚くべき結末を迎える。「よくないね、坊主、良くないことだよ」
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児童書・YA
もう二度と
Nunca más
フェルナンド‧ララナ=ホサ
Fernando Lalana Josa
Editorial Bambú
学校の帰り道、カンデラはいつもツタのからまった屋敷の前を通る。怖いのでいつもは足を速めて通りすぎるのだが、今日はひとつ、いつもと違うことが目をひき不安になった。2階のバルコニーのガラス戸が少し開いていたのだ。しかも、ささやき声も聞こえてくる気がする。だれか中にいるのだろうか。謎に満ちた冒険ミステリー。
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