Raúl Nieto Guridi
ラウル‧ニエト‧グリディ
ラウール‧ニエト‧グリディ(1970年セビーリャ生まれ)は、美術を学び、映像、印刷、デザイン、エフェメラル建築、広告と、)ぼ全ての分野で活動してきた。2006年からは、デッサン教師を務めながら副業でイラストも手掛ける。2010年以降の作品は、児童書や、演劇‧舞踊‧人形劇公演のポスターが中心。これまでに数々の国際的な賞を受賞し、著書は9以上の言語に翻訳されている。当サイト2020年紹介作品『スープの中の一本の髪の毛』、2021年紹介作品『Lo difícil(むずかしいこと)』。日本語では『ぼくトリ』(千倉書房、2022年)が刊行されている。
「家の外に出ると、ぼくには何もかもがむずかしくなる。むずむずした感じがやまなくて、一歩一歩が容易ではない」。人とコミュニケーションをとることは、見かけほど簡単ではなく、それには我慢強さや努力や勇気が必要だ。この本の主人公はそんな問題をかかえていて、パン屋のおじさんや、近所のアナさんやアントニアさんにあいさつしたいのに、しようとすると胸がドキドキして、手が汗ばんで、ほほえみしか出てこなくなる。
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児童書・YA
むずかしいこと
Lo difícil
ラウル‧ニエト‧グリディ
Raúl Nieto Guridi
Publicaciones Ilustradas TTT
創作の過程は反応から始まる。反応とは、予期せぬ繋がりから生まれる創造的な衝動のことだ。本書に掲載されている画像と物体の狙いは見た者の感情を呼び起こすことだ。偶然の繋がりを生み出すよう読者を誘い、計画を育てるためのアイデアや物語をそこから生み出してくれる。「そして、なにより、自分のことは最初からアーティストだと思え」。
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