Fernando Lalana Josa
フェルナンド‧ララナ=ホサ
半世紀前にサラゴサで生まれた。星座は魚座。子どもの頃は建築家になろうと思っていたが、大きくなると舞台俳優になりたくなった。しかしその後、法律を学び、結局作家になることを選ぶ。それを決めたのは1985年2月20日午後9時15分。電話がかかってきて、彼の最初の小説『El Zulo(隠れ家)』がグラン‧アングラール賞を受賞したと聞いたときだった。以来、書くことだけに専念。100冊以上の作品を出版し、250万人の読者がいる。国民児童文学賞など、多くの賞を受賞。最も有名な作品は映画化された『Morirás en Chafarinas(君はチャフ=リナスで死ぬだろう)』。ペドロ‧オレアが監督を務め、ホルヘ‧サンスとマリア‧バランコが出演した。既婚で2人の娘がいるが、娘たちは作家にはなりたくないとのこと。
地下鉄のトンネル工事を進めていた掘削会社の責任者である若きエンジニアが、忽然と姿を消した。これが、私立探偵フェルミン・エスカルティンが立ちむかう、身の毛のよだつ事件の始まりとなる。大学教員から探偵に転身したフェルミン・エスカルティンは、フェルナンド・ララナのミステリーシリーズの主人公。『トンネル掘り』は中でも、鋭い皮肉と真に迫る恐怖が冴えわたる、一度手にとると最後まで一気に読まずにいられない秀作ミステリー。
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文学
La tuneladora
フェルナンド‧ララナ=ホサ
Fernando Lalana Josa
Editorial Bambú
1970年、スペイン。ダルマシオの運命は古紙回収作戦の初日から悪い方へと向かいだした。これが恐るべきブラス先生の好感度を少しでもあげて、無事学年を終える最後のチャンスだというのに。しかしどこかうまく行かず、我らがヒーローは毎年夏に訪れるカラロチャに来てもその悩みが頭から消えなかった。そして驚くべき結末を迎える。「よくないね、坊主、良くないことだよ」
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児童書・YA
もう二度と
Nunca más
フェルナンド‧ララナ=ホサ
Fernando Lalana Josa
Editorial Bambú
エルネストは恋人を見つけたいと思い、テレビのデート番組に応募した。が、相手はフェリックスという男の子だと聞いて、何が起きたのかわからずびっくりしてしまう。番組は業界でいうところの「偽の生中継-ストリーミング」で撮影が行われており、エルネストの抗議にもかかわらず、番組のディレクターは続行を決め、若い男ふたりはロマンチックなディナーに向うことになる。しかしこの混乱は見た目以上に複雑だった。話はさらにややこしさを増していくのだが…。
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