Andrés Pascual
アンドレス‧パスクアル
アンドレス‧パスクアル:1969年、ログローニョ生まれ。20年間弁護士として仕事をしてきた。現在は、ロンドンとスペインを行ったり来たりしながら、執筆に携わるとともに、モチベーションについての講演をしている。旅を愛し、小説のためのインスピレーションを求めて50か国以上をめぐってきた。作品は様々な言語に翻訳されている。El guardián de la flor de loto(蓮の花の番人)やEl haiku de las palabras perdidas(失われた言葉の俳句)などの成功のあと、 っと書きたかったこの物語のためにインドに戻った。
1945年8月、長崎。カズオは、日本に住む西洋人の青年。ジュンコは美しい娘で、母親は生け花の師匠。俳句にふたりの恋愛関係の秘密を封じ込め、愛を誓い合うために、ふたりは丘の上で会う約束をする。約束の時間の数分前、原子爆弾が長崎の街を地獄絵図に変える。2011年2月、東京。スイス人建築家エミリアン・ザックの人生は崩壊寸前だ。国連のアドバイザーで原子力エネルギーの擁護者でもあるザックは、日本美術画廊の女性オーナーと知り合う。彼女は、先祖の昔の恋人を見つけたいという思いにとりつかれている。このふたつの並行する物語と、結末の驚くべき結びつきを通して、アンドレス・パスクアルは感動的なプロットを紡ぎ出し、現在に立ち向かい、自分で自身の運命を描いていくためには、過去の悲劇を自分のものとすることが大切であることを語っている。
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文学
失われた言葉の俳句
El haiku de las palabras perdidas
アンドレス‧パスクアル
Andrés Pascual
Julio F - Yáñez Agencia Literaria, S.L.
ヒンドゥスタンの美しい皇后ムムターズ・マハルが、永遠の眠りにつく直前、彼女の夫は今までに作られたどんなモニュメントよりも美しい記念碑で彼女の想い出を奉ることを約束した。Taj (タージ)は、その素晴らしい記念碑と、その建設に携わった建築家、書家、職人、象の背中に乗り巨大な大理石のブロックを運んだ労働者など、2万人の英雄たちの物語。この壮大な物語は、並外れた画才を持った砂漠の少年バルの目を通して描かれる。愛するアイシャが王のハーレムに閉じ込められたため、バルはアイシャを取り戻そうと、全ての因習に立ち向かう。
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