わたしはユミ、10歳。大きくなったらロックグループのドラマーになるの。将来性がある職業で、きっとお金持ちで有名になれるから。今から話す信じられない話は、ビデオクリップを撮影しようとしたときに起こったの。そのとき親友のアリマーニャはロックスターになるって決めたんだって。そのあとわたしは騒動に巻き込まれたの。パパはわたしに本当のことを言うように約束させたけど、そのせいで騒ぎはもっと大きくなった。その間に、お姉ちゃんのアレックスとわたしは部屋の真ん中に境界線を作って、相手のテリトリーに入れなくなっちゃった。ビデオクリップは撮影できたけど、学校では上を下への大混乱が起こってしまったの。そう、これはわたしたちのせいじゃない、確かよ。『グレッグのダメ日記』と同じ形式の、たくさんのイラスト付きの児童書で、ユーモアを通して子どもたちが音楽の世界に近づくことを応援している。