乳がんに関する最新かつ非常に有益な情報を得ることができる本。マベル・ロサノとパカ・ディアスが語る乳がんの体験談は、人間味がありユーモアに溢れ、自分達を哀れな病人に見せることはしない。またその内容は目新しく役に立つ情報に満ちており、つい読み耽ってしまうこと請け合いだ。スペインでは女性の10人に1人がかかるといわれているこの病気を、作者である彼女たちはどのように理解し、またどのように向き合ってきたのか、それらが、逆境を跳ね返す力強さや女性らしいエネルギーに満ちた言葉で語られている。全10章からなる本書は、乳がんになると性欲はどうなるのか、肌にはどのクリームが良いのか、などアドバイスや注意事項を集めた実用的な手引きである。