本書は、放送大学の教育学学位プログラムの教科「メディアと学習リソース、教育分野におけるテクノロジー」の内容開発に、理論でも実用でも役立つことを目指している。また、本書は教育分野(教師、学生、教育検査官、指導教官、教育者など)に関係するすべての人にとって興味深く有益な本である。本書は7章で構成されており、テクノロジーに基づくメディアや学習リソースが、教育学習プロセス(ゲーミフィケーション、バーチャルリアリティ、ソーシャルネットワーク、デジタルデバイス、仮想学習環境、大規模公開オンライン講座(MOOC)、チャットボット、ラーニングアナリティックスなど)の改善にいかに役立っているかについて取り上げている。21世紀の教育は、教室の中でも外でもテクノロジーとの共生を無視することはできない。