アナはまだ少女の頃に作家カルロス・パチェコと出会い、その後20年を共に生きてきた。
カルロスは、情熱的な天才だが不道徳で、アナがこれまで出会った中で、良くも悪くも最も非凡な人物である。アナはカルロスと苦悩に満ちた濃密な関係をたちきって、普通に生きたいと思う。そしてそれこそが、彼女の人生の真の冒険となる。死が次なるチャンスだとしたら……?
本書は、2009年スペインのベストセラー作家のひとりであるヌリア・ロカの2作目の小説で、夫フアン・デバルとの共作。前作Los caracoles no saben que son caracoles(カタツムリはカタツムリだと知らない)で好評だったセックスとユーモアと日常性をもりこみながら、今回は、出版界を舞台に、驚きにみちたプロットで読者をけむに巻く。読みだしたら、最後まで読まずにいられない小説。