エネコとアリツは、勉学と仕事の傍ら、バスク左翼愛国主義政党の政治活動をしている。ふたりは偶然道でアクセサリーを売るヒッピーの娘リディアと出会い、友情と恋とセックスが入り混じる三角関係が始まる。
アリツはETAの攻撃隊員に協力して、市街地の暴力とテロとを分かつ微妙な一線を越える。そしてETAの分解により、フランスへ逃亡しテロ組織に入る。
3人の人生はその時から暗転し、本人も家族も悲劇的な結末を迎える。ラストで意外にもジャーナリストのルイス・ダロカが、3人の若者の運命をいまわしい方向に決定付けた秘密を解き明かす。