あなたが⼿にしている本は、マジョルカの8カ所の保護センターで⾏われた監督プロセスの成果をまとめたものだ。本書には、開発された理論的枠組みと⽅法論、センターで⾏われた優れた実践経験、プロセスの中で起きた困難および想定された変容に関する教育チームの評価が集められている。これらはいずれも、センターの教育モデルと、⻘少年との⽇常的なワークの両⽅から収集されたものだ。上記保護センターの教育チームは、プロとして距離を置いた視線ではなく、情緒的な⾒⽅による意識的な眼差しを注ぐよう努めた。相互学習、暖かさ、親密さから⽣じるこの眼差しは、教育的および保護的役割を損なわせるものではない。むしろ⽣活体験を通して⻘少年を変容に導く働きをするものである。