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私をだきしめるときのために
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翼と波
1994年、出身地アリカンテで初めて物語を語った。今ではスペイン全国各地を訪れ、図書館、劇場、フェスティバル会場で語り聞かせをしている。あらゆる種類の聴き手に向けて話をする。物語に年齢はないが、それぞれの年齢にふさわしい物語があるので、語る話は注意を払って選び、自分の声、手、体、しぐさ、まなざしを使って語る。言葉のほかにはそれだけで充分だ。物語を書くこともある。既に出版された本が9冊、そのほか準備中の本もある。語り聞かせについて理解のある「ニャケ」誌のような雑誌に寄稿。父親や母親に自分でも語り聞かせができると気付かせるための講座、また語り聞かせの世界に近づきたい人々に向けた講座も開いている。つまりただひたすら物語、物語、物語に明け暮れている。