ハビエル・フォンセカは小さい頃からずっと、物語をつくったり話して聞かせたりしてきたが、数年前から書くようになった。彼の作品の登場人物の中で最も有名なのが、探偵になりたい女の子、シークレット・クララ。本書はアルガールで出版した初めての作品。
ハビエル・ロレンソはマドリード生まれ。ジャーナリズム専攻。ラジオ局、カデナ・セールでスタートするが、やがて新聞にもかかわるようになり、現在も記事を執筆。テレビの脚本家としても活躍している。
著書に、La España hortera (悪趣味なスペイン、Temas de Hoy)及び処女小説Las guardianas del tabú (タブーの番人)があり。El último soldurio (最後のサムライ)は読者の間に大きな反響を起こし8版を重ね、5万部以上を売り上げている。
マリスカル(バレンシア生まれ)はアーティストでデザイナー。イラストレーション、グラフィックデザイン、コミック、絵画、アニメーション、プロダクトデザイン、インテリアデザイン、Webデザインと、幅広い分野で活躍している。1992年バルセロナ・オリンピック公式マスコットに、彼のキャラクターであるコビーが選ばれて有名に。1989年にマリスカル・スタジオを設立。
ハビエル・マルケス(セビーリャ、1978)は、現在「カンビオ16」誌の副編集長。雑誌「エスクワイア」「ラ・アベントゥラ・デ・ラ・イストリア」「クアデルノス・パラ・エル・ディアロゴ」「インテルフィルムス」「エフェ・エメ」でも常時記事を書き、ラジオ局カナル・スールにも協力している。
ハビエル・モンテスは1976年マドリード生まれ。処女小説Los penúltimos(プレテクストス、2008年)でホセ・マリア・デペレダ賞を受賞。アンドレス・バルバとの共著La ceremonia del pornoで2007年アナグラマ賞を受賞。また、2009年にはAfter Henry James (451エディトレス)を出版。彼の物語はPuros cuentos (レトラス・リブレス、2008)、 Life in European Cities. An Anthology of European Contemporary Writers (ミヌムサ、ソウル、2009) あるいは Relatos españoles contemporáneos (ELR、マドリード、 2009) などの選集に収録された。また、エッセイShakespeare y la música (グロッサ、2009)を出版し、『コリオレイナス』 (アルバ、2010) と『リア王とシンベリン』(エディトリアル・グレドス社の世界の古典コレクション)など、シェイクスピア作品の注釈版と翻訳を専門とする。Additional information、ラチッド・O、ドリー・アシュトン、ディケンズ、アポリネールといった作家の翻訳もした。
ハビエル・ネグレーテ(1964年、マドリード生まれ)。古典文学を学び、1991年からギリシア語の教師を務める。1992年に初めての小説La luna quieta(穏やかな月)を刊行。
1967年マドリードにて生まれたが、ずっとムルシアで暮らしてきた。スペイン文献学をムルシアで学び、パリとトリノでさらに研究を続ける。現在は中学校教師。アナ・アロンソと共著のSFファンタジーLa llave del tiempo(時の鍵、Anaya)は8巻からなり、数か国語に翻訳されている。2008年に『イフ 王国の秘密』(未知谷)でバルコ・デ・バポール賞受賞。