アナ・ミラーリェス(1959年、マドリード生まれ)は、スペインだけでなくフランスでも多くの単行本やシリーズものを刊行。Marruecos, mon amour(モロッコ、モナムール)やアントニオ・セグラ原作のEva Medusa(エバ・メドゥーサ、Glénat)の3部作、ほかにも、エミリオ・ルイスとの共作多数。2001年よりジーン・ディフォックス原作のDjinn(ジン、Norma)シリーズを出版、現在全13巻のうち10巻まで刊行済み。2009年のバルセロナ国際コミックサロンでは、コミック界への長年の貢献によりグランプリを受賞。翌2010年のサロンではその作品が特別展示された。
イバン・ソルベスはマドリード出身のイラストレーター。広告ポスター(タバコや電話交換手の国際的ブランドなど)や、コンサートや演劇やフェスティバルのポスターにイラストレーションが採用されている。また、新聞記事、小説の表紙や本文中の挿絵も手がける。児童書のイラストは新たな挑戦だったが、本書のデスクトップパブリッシング版の大成功から質の高さがうかがえる。
アルベルト・マンサーノは作家、詩人、ジャーナリスト、翻訳家。レナード・コーエンの友人で、その作品の多くを翻訳。セレステ社、フンダメントス社の音楽全集のディレクターであり、各種マスメディアに文章を寄せている。本書にはカルロス・クベイロをはじめ、10名のイラストレータが参加
キムはコミック作家。アメリカのアンダーグラウンド・コミックス運動の影響を受け、1976年に「ビブラシオネス誌」でデビュー。風刺漫画の週刊「エル・フエベス誌」の常連作家として、妥協しない男Martínes, el Facha(ファシスト、マルティネス)を連載。
サロモ(1976年、バルセロナ県サバデイ生まれ)はイラストレータで、ポップアップ絵本デザイナー。バルセロナのマッサナ校でイラストレーションとデッサンと印刷技術を、バルセロナ自治大学で美術史を学ぶ。さまざまな広告代理店の仕事をし、グラフィック・デザイナーとしても活躍。スペインやフランスの大手出版社や児童雑誌と仕事をしている。2006年にLos Sonidos de …(…の音)シリーズでジュンセダ賞を受賞。
リカルド・ゴメスは長年数学の教師をつとめながら、一般向けの小説や児童書を書いてきた。文学賞の受賞多数。
テサ・ゴンサレスも同様に、実力を認められ、賞を受賞しているイラストレータ。
ナレメ・メリアン(1987年)は、テネリフェ出身のイラストレータ。ラグーナ大学芸術学部で絵とイラストレーションを専攻、2010年卒業。本書ははじめての作品。