ニュルンベルク(ドイツ)生まれ。母親はスペイン人、父親はアメリカ人。トレド出身の美人の母親は、作者が1歳にならないうちに荷物をまとめ、作者を連れてスペインに帰国。マドリードで母子は家族に暖かく迎えられた。幼少より、勇猛果敢で意志の強い女性が出てくる本が好きで、貞淑な女性は決して好きにならなかった。「私にとって、書くことは夢を見ること」といつも語っているように、意志の強い女性を夢見て、そういう女性が登場する物語を創作している。世界に小さな足跡を残し、女性が弱い性だというのは古臭く時代遅れな考えだというのを世に示す気概のある女性たち。マドリードの美しい村に、夫とふたりの子ども、友人、犬のドラコと猫のロメオとともに暮らす。スペインロマンス小説家協会(ADARDE)副会長。
作者は1971年マドリード生まれ。著書に、El malestar al alcance de todos(だれにでもある不調、カバリョ・デ・トロヤ、2004年)、Mercado Común(共同市場、カバリョ・デ・トロヤ、2006年)、13 viajes in vitro(13の試験管旅行、ブルール、2008年)、Cul-de-sac(出口のない路地、アルファ・デカイ、2009年)がある。物語や詩、エッセイが「レビスタ・デ・オクシデンテ誌」「エニェ誌」「トゥリア誌」「ディアリオ・デ・ポエシア紙(季刊)」「キメラ誌」米コロンビア大学の「サーカンファレンス誌」に掲載されたほか、Mutantes(突然変異体、ベレニセ、2005年)、El arquero inmóvil(不動の射手、パヒナス・デ・エスプーマ、2006年)、La España que te cuento(君に語るスペイン、フナンブリスタ、2008年)、Pequeñas resistencias 5(小さな抵抗5、パヒナス・デ・エスプーマ、2010年)などのアンソロジーに収められた。