ビクトリア・アルバレスはサラマンカの文学好きの家庭に生まれる。作家で詩人の祖父と、歴史小説作家の父ゆずりの才能で、9歳で既に作家と自覚していた。その当時から新しい物語や人物を作り続けている。トレンテ・バリェステール文学コンクール、サラマンカ大学ルデレ・アウデ協会主催文学コンクール、サラマンカ医学校文学コンクールを初めとする様々な文学コンクールで入賞。サラマンカ大学で美術史の学位取得。現在はサラマンカ大学で19世紀の芸術的文学に関する博士論文を仕上げている。そのためここ2年間はサラマンカ、パリ、ローマの間を行き来して暮らしている。Friends of Highgate Cemetery (FOHC)協会に所属し、協会の墓地管理の責任者を務める。この経験が、処女小説である本書の事実確認の裏付けとなった。
ビクトル・アルマサン(1974年マドリード生まれ)は、大学で情報学を学び、映画やテレビの脚本家となる。テレビ界での経験からアイデアを得て、処女小説である本書を執筆。
ビクトル・コンデは、心理学と映像音響を学ぶ。2002年に3作品、ムルティベルソシリーズの1冊と、YAのシントラのピスシスシリーズの2冊、の出版とともに文学界に入る。現在は、映画やテレビの脚本家として働く。ノクテ恐怖ファンタジー作家協会のメンバー。自由な時間はすべて娘タイスとともに過ごす。2010年『ムルティベルソ年代記』でミノタウロ賞を受賞。同賞では過去に2度最終候補となった。2004年に最終候補となった小説Mystesはミノタウロより出版され、その翌年2005年にもEl teatro secretoが最終候補となった。既刊の小説にEl Tercer Nombre del Emperador, El dragón estelar y la reciente naturaleza muertaがある。