オリベリオ・コエロは1977年ブエノスアイレス生まれ。小説Tierra de vigilia(眠らない土地、2000年)、Los invertebrables(骨格をもたない者たち、2003年)、Borneo(ボルネオ、2004年)、Promesas naturals(自然の約束、2006年)、Ida(往路、2008年)、短編集Parte doméstico(家の部分、Emecé、2009年)を出版。メキシコ及び韓国に滞在し執筆活動を行う。韓国滞在の成果として、韓国現代小説集Ji-do(ジ・ド、2009年)を発表。「ラ・ナシオン紙」「エルパイス紙」「クラリン紙」「ペルフィル紙」の文化欄に定期的に執筆。今日最も優れた若手ラテンアメリカ小説家のひとりとたびたび評価されている。本書は2011年刊行の最新作。
現在「Les Inrockuptibles誌」(通称「レザンロック誌」)と自身のブログwww.conejillodeindias.blogspot.comで、新刊書評を掲載。
「グランタ誌」で、「最も優秀なスペイン語圏若手小説家」の1人に選ばれる。
オスカル・コリャソス(1942年コロンビアのバイア・ソラノ生まれ)は、小説家でエッセイスト。1969年から1970年まで、ハバナのカサ・デ・ラス・アメリカス文学研究所の所長を務め、その後18年間バルセロナに住み、小説を発表してきた。パリ、ストックホルム、ベルリンにも一時滞在。現在はカルタヘナ(コロンビア)に住み、「エルティエンポ紙」のコラムニストとして活躍。作品は、フランス語、ドイツ語、イタリア語に翻訳され、YA小説La ballena varada(座礁したクジラ、Siruela)は売上15万部を記録している。